男性が家事・育児をしない、社会のバグの正体について考えてみた。




どうもこんにちは。

たくみ(@takumi_blog_)です。

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通勤中、こんな愚痴を耳にした。

なんか嫁さんに仕事終わった後に家事をするのが当たり前と思われていて。仕事終わりに家事をするんがどれだけ大変なんか知ってもらいたいんですよね。だから嫁さんにもできれば仕事復帰してもらいたくて。

どうやらこの話をしている彼は子どもを保育園に入れたいけど、嫁さんが自分で子どもをみたいと言っているよう。子どもを家でみること自体に反対はないそうだが、子どもをみる事でこなされない家事が彼の仕事になっているらしく、どうもそれが不満な様子。

 

そんな折にこんなツイートがタイムラインに流れてきた。

マジ疑問。女性が早起きして家事こなして子供送り出して…って光景は”当たり前”と見なされるのに、同じことを男性がやるだけで「偉い」「イクメン」「素敵」「無理しないで」とか言われるの何かのバグ?????????
女性の立場なさすぎるでしょ。

— めりー (@merry_8008) October 1, 2022

 

僕の立場を明らかにしておくと、家事も子育ても夫婦が一緒にするものだと思っている。

だから家事や子育てを男性が『協力』とか『手伝う』とかで表現するのはあまり好きじゃない。

むしろ自分の家のことや自分の子供なのに、どうして他人行儀なのかとさえ思ってしまう。

冒頭の男性の発言であったり、めりーさんが苦言を呈しているような家事と子育てが女性の仕事みたいな風潮がどうしてここまで蔓延っているのだろうか。

この社会の“バグ”について考えてみたい。

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社会のバグの正体とは?

結婚している男性が家事をしているだけで「素敵」とか「協力的な旦那さん」と称される。

独身一人暮らしのときに、部屋をきれいにして自炊をしていてもなぜか「すごい」と称される。

子どもが生まれ、育児をするだけで「協力的な旦那さん」という肩書に加え、「イクメン」という称号を手にすることになる。

 

結婚して家事をしているのは女性にとっては「普通」「当たり前」。

独身の女性が、部屋をきれいにしていて自炊をしていても「普通」。

子どもが生まれ、育児をするのは女性にとっては「普通」。

 

偏見も入っているかもしれないので、批判的な意見もあるかもしれないが、世間の印象は上記のような感じだろう。

性別が違うだけなのに、どうしてここまでいわゆる「当たり前の基準」が違うのか。

 

理由は「男尊女卑」なんだと思っていた。

世界的にはとても古い価値観・考えだが、日本にはこの考えがまだまだ染み付いている。

一度染み付くとなかなか取れないカレーのように、本当にしつこく残ってしまっている。

男は外に出て仕事をして、女は家に入って家事と子育てをする。

父親が稼いできた給料だけで生活できた当時なら当然の考えかもしれない。

 

だがしかし、平成・令和と時代が進み、ほとんどの家庭は男の給料だけで生活できなくなった。

なんだったら女性の方が稼いでいる場合もあるくらいだ。

ここに時代が変化しても、価値観だけは動かない、いわゆる社会のバグの本質があると思う。

 

家事と育児は嫁がするもの。

こんな価値観がある背景には、経済力だけは嫁に負けたくない。

そんな背景があるのではないか。

 

家事を嫁に押し付けておけば、嫁は仕事に集中できない。

育児を嫁に押し付けておけば、しっかりと働きに出ることはできない。

外に出て働くことに集中できないとしっかり稼げないから、経済力では自分が有利になる。

そうやって自分の劣等感をなくすために、家事や育児は女性がするものにしておきたいんじゃないだろうか。

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誰の家、誰の子ども

本当に男って自己中な生き物だな、思う。

自分が住んでいる家なのに、家事をパートナーにしてもらうのが当たり前と思い、自分の子供にも関わらず、子育ても女性にその大半を任せて自分は好きなことをして過ごそうとしている人は肌感覚的にまだまだ多い。

ほんとう、今住んでいる家は誰の家で、その子どもは誰の子どもなんだよ、と同性ながら思うことはしばしば。

少し家事を手伝ったら「ありがとう」とか「感謝」してほしいとか、子どものお風呂や寝かしつけや休日にどこかに出かけたら「感謝してほしい」とか、こんなことを言っている男性陣には正直うんざりさえする。

これだけ社会が変化し価値観も変化しているのに、自分に都合の悪いことは一切受け入れない。

文字通り、見て見ぬ振り状態である。

自分の自由を奪うものはできるだけ関わらないようにしよう。

なんだったら、パートナーが自由にならないようにしておこう。

社会のバグ…もはやこれは「DV」っていってもいいんじゃないだろうか。

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この記事があなたの役に立てば幸いです。

そんじゃあね☺




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