どうもこんにちは。
たくみ(@takumi_blog_)です。
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僕が働き始めた当初はこんな風潮がまだまだ当たり前だった。
- 残業ありきの働き方
- 有給休暇の買取制度
- 絶対的な上司命令
社会人というステージに降り立って10年が経過したが、すっかり世の中の事情が変化した。
- 残業時間の削減
- 年次有休の5日間の使用
- パワハラに怯える管理職
すっかりプライベートは干渉されなくなり、強要的な業務もほとんどなくなった。
多くの人は会社に属していればお給料は貰え、生きることはできていると思う。
だがしかし、この現状とは引き換えに失ったものも多くあるんじゃないだろうか?
今日はそんなことを考えてみようと思う。
とにかく仕事は見て真似て覚えろ
とにかく仕事は見て真似て覚えろ。
時代錯誤かもしれないが、割に必要な過程だと僕は思っている。
多くの会社では業務マニュアルや業務指導者など整備され、若手は基本的に手取り足取り仕事を学べる環境になっていると思うが、最近はこういったいわゆる“良い”職場環境がかえって新人教育の弊害になっているのでは?と思うことがある。
学生時代、とにかく僕たちは正解を探すことが重視された。
今になって思うのは、日本の教育の一番悪い価値観だと思う。
なので、社会人になりたての頃も基本的にはその思考が抜けず、正解を求めて毎日過ごす。
しかもそこに業務マニュアルや業務指導があると、やっぱり社会でも正解があるんだなと思ってしまう。
だがしかし、現実社会には正解はなく、そのほとんどが最適解にすぎない。
しかもその最適解はそう簡単に見つかるものでもなく、結構な時間と労力をかけたプロセスを経て、導かれたものである。
とにかく仕事は見て真似て覚えろを因数分解
とにかく仕事は見て真似て覚えろ。
この一文には最適解を導くためのエッセンスが盛り込まれている。
とにかく仕事は見て真似て覚えろを因数分解するとこうなるからだ。
見る→事実や現象の観察
真似る→やり方を調べる
覚える→あってても間違ってても全ては経験になる
これって仕事ができる人の仕事の仕方そのものだと思わないだろうか?
仕事ができる人は、きちんと物事をできるだけ正確に観察できる観察眼を持っているし、どうすればうまくいくか前例を調べたり、上手にやっている人のやり方をしっかりと真似る、必要があれば聴いてみたりもする。その結果うまくいけばそれは次に活かすしもし仮にうまくいかなくてもそれもフィードバックとして自分の辞書に蓄え次に活かす。それを何度も何度も繰り返す。
こう考えると、何でもかんでもマニュアルにして教えたり業務指導者がすべて業務のやり方を教えるのはなんだか違う気がするし、会社としては業務が回るからいいかもしれないけど、個人の成長のことを考えれば逆に思考停止人間をどんどん育成しているようにも思えたりする。
もちろんこれを会社に訴えかけても仕方ない。
だって会社は利益をできるだけ出すためには仕事ができない人をどれだけ標準的なレベルまでに持っていくかは最低限必要なことだから。
セルフブラックにならないか?
なので、この令和時代にあえて言う。
セルフブラックにならないか?と。
聞けば教えてもらえることも、一度自分で調べてやってみる。
間違っている方法かもしれないけど、試しに上司のやり方を真似てやってみる。
できないかもしれない強度の高い仕事を引き受けて、精一杯やってみる。
プライベートの時間があれば、自己研鑽をして、自分の仕事の仕方や哲学を模索する。
時代はすっかり変化した。
会社に属しても定年まで面倒を見てくれるとは限らない。
在職年数があっても役職につくとは限らない。
会社に属していても成長を促されることも許容はされない。
ただこのぬるま湯の環境は全てのことは自己責任を求められる。
成長していなければお荷物社員と扱われるだろう。
仕事ができずスキルのない平凡な中年社員は居場所がなくなるかもしれない。
転職するにしても何かしらの実績や結果がなければ転職先はないかもしれない。
要するに自分で成長しようともがかずに過ごすことは、自分の首を自分で絞めているということ。
ここまで読んで何を感じただろう。
今から自分磨きなんておそすぎる。
自分磨きなんてダサいことはやってられるか。
そう思うのは自由だ。
ですが、今から自己研鑽を始めても何ら遅いことはない。
考えるくらいならまずはとっとと何かしらを始めてみてはどうだろうか。
失敗するかもしれないと不安に思う必要もない。
もし失敗しても続けている限り成功への養分にすぎない。
何も始めずに時間がただ過ぎていくのが一番の失敗だ。
せっかく会社から解放されたのに自分でブラック労働をするのは躊躇うだろう。
だが、ここでセルフブラック労働をしておかなければ、本当の暗闇に葬られるだけだ。
最後にもう一度問う。
“セルフブラックにならないか?”
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この記事があなたの役に立てば幸いです。
そんじゃあね☺
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