どうもこんにちは。
たくみ(@takumi_blog_)です。
病院といった特殊な環境では、年上の対象者に年下の医療従事者がご指導させていただくことが少なくありません。すると対象者からお話を伺っている際に、こんな言葉をいただくことがあります。
『若いから〇〇さんに診てもらいたくありません』
『若いけどあの人には診てもらいたいです』
一体この違いは何でしょうか?
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信用と信頼
信用と信頼は両方とも相手のことを信じるという意味が含まれています。
ですが、少しニュアンスが違います。
信用:過去の実績に基づいて信じること
信頼:過去の実績などがなくても信じること
ですので、人間関係は『信用も信頼もできる人』『信用はできるけど信頼できない人』『信用できないけど信頼できる人』『信用も信頼もできない人』といった4つのグループに分けることができます。
『若いから〇〇さんには診てもらいたくない。』
僕が思う、こういったことをおっしゃる方の特徴は年功序列の価値観の中で多くの時間を過ごされていたということです。要するに、『若い=未熟』という色眼鏡のもと人を見るので、何をしていても要領が悪いやら効果がないように感じるやら、まずは『できていないこと』ばかりに目がむき、おっしゃられることが多い印象です。
ただ、『若いから〇〇さんには診てもらいたくない』とおっしゃっていた人が、急にこんなことをおっしゃられることがあります。『若いけど、この子には来てもらっても大丈夫』と。経験年数も知識もそう対して変わらないはずなのに、AはよくてBはだめ。おそらくこれが『信用はないけど信頼できる』ということなんだと思います。
『信用がなくても信頼できる人』になるためには?
『信用がなくても信頼できる人』になるために、必要な条件があると思います。
それは『どれだけ相手の話を聞いた上で、相手のためを思った発言をしているか』ということです。
ここで大切なことはまずは『相手の話を聞く』ということです。
決して『相手のためを思った発言』が先に来てはいけません。
というのも、『相手の話を聞かずに、相手のためを思った発言』は自分の価値観を相手に押し付けている他ならないからです。
まずは相手の話をちゃんと聞く。
まずは相手の希望する状態を聞く。
まずは相手の期待していることを聞く。
とにかく相手のことをちゃんと聞いてちゃんと理解しようと心がける。
この入口さえ間違わなければ、『信用がなくても信頼できる人』になれる可能性は飛躍的に高まるでしょう。
信用を得るためには経験や実績が必要なため、それなりの年月を要します。
もちろん信用を積み重ねた上で信頼を得るパターンもあるでしょう。
ですが、場合によっては信頼のほうが信用よりも短時間で得ることができる場合もあります。
信頼を得るためには、まずは相手のことをとにかく思う。
未熟でも信頼を得るためにできることはこれに尽きます。
相手のことを思うためにはとにかく能動的に聞きに行くことが大切です。
人間誰しも自分の話を相手に聞いてもらいたいもの。
自分のそんな欲求を抑えて、自分よりも相手を優先してみましょう。
信頼関係を作るのが上手な人はこの欲求のバランス感覚が優れているはずです。
相手の興味関心、不満や困りごと、色んな話をまずはちゃんと聞いてみましょう。
そんな態度がとれていれば、きっと未熟でも信頼してくれる人は増えるはずです。
この記事があなたの役に立てば幸いです。
そんじゃあね☺
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