セミリタイアするには貯金がいくら必要なのか?




どうも、サラリーマンブロガーの匠(@takuchan_PT)です。

セミリタイアするには貯金がいくら必要なの?

大金がなくてもセミリタイアできる方法を知りたい

実際の生活がどんなふうになるの?

ここ数年、こんな本を本屋さんでよく目にしますよね。

FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法

FIREとは『Financial Independence  Retire Early 』の略で、経済的に自立して早期退職した状態のことをいいます。

 

FIREに関する書籍では資産をしっかり形成して、4%ルールに基づいて取り崩しをしながら生活していこう的な内容が主に紹介されています。

経済的な自立は確かに理想的な生活かもしれません。

とはいえ、誰もができる方法かと言われればそんなこともないと思います。

 

なので、つぎに紹介されているのがセミリタイアと呼ばれる方法です。

セミリタイアは、完全にリタイアせず、資産の取り崩し+α少し働くみたいな感じです。

こちらについても、まぁそれなりに資産みたいなことが結構紹介されています。

 

とここで、疑問が出てくるわけです。

それが、

  • セミリタイアするには本当に資産が必要なのか?
  • セミリタイアするにはいくらぐらい貯金がいるのか?

です。

 

ということで、この記事では以下のことを紹介します。

  • セミリタイアするためにいくら貯金が必要なのか
  • 大金がなくてもセミリタイアするための方法について
  • 実際にセミリタイアに近い生活をしている人について

 

ではどうぞ。




セミリタイアするためにはいくら貯金が必要ですか?

早速、セミリタイアするためにはいくら貯金が必要なのか?、についてです。

結論は『人による』って感じです。

というのも、人それぞれセミリタイアのイメージが異なるからです。

 

なので、セミリタイアをしたいならまずはリタイア後の生活のイメージを持つことが大切です。

そのイメージを持つうえで大切になることがあります。

それは、「自分の軸をもっておく」ということです。

 

セミリタイアする上で、貯金よりも大切なこと

セミリタイアをする上で、貯金以上に大切なことは「自分の軸をもっておく」ということです。

リタイアとかセミリタイアと聞いた時に、「5000万円とか1億円必要だ」と思われている方は自分の軸を持てていない可能性が非常に高いです。

その理由は、5000万円・1億円といった資産をもって生活している人の生活費が必ずしもあなたの生活費とは一致するとは限らないからです。

 

実際に、

  • 5000万円の資産を4%で取り崩すと、年間の収益は200万円(毎月16.6万円)
  • 1億円の資産を4%で取り崩すと、年間の収益は400万円(毎月33.3万円)

となります。

 

大切なことはこの収益を生み出すことよりも、本当にこれだけの収益が必要かということです。

だって、5000万円や1億円を資産として形成するのってかなり大変な作業ですからね。

おそらく普通にサラリーマンとして働いて労働収入を得ているだけでは不可能だと思います。

 

ということで、資産形成をしなくてもセミリタイアする方法を話していこうと思います。

そのためにも大切なことが「自分の軸を見つける」ということです。

 

自分の軸の見つけ方

自分の軸の見つけ方は、シンプルです。

それは「嫌なことを徹底的に書き出す」、ただそれだけです。

嫌なことを排除していくと、自分が心地よい場所がみえてきます。

それがあなたの「自分の軸」です。

 

例えば、僕が嫌なことはこんな感じです。

  • 人と群れること
  • 働きすぎること
  • お金に困ること
  • 一人の時間がないこと
  • ご飯が美味しくないこと
  • 時間の融通が利かないこと etc…

経済的に困らずに、独りで過ごす時間さえ作れれば、割と幸せに過ごせるっていうのが僕が幸せにすごせる「自分の軸」になっています。

 

これをより具体的にしてきましょう。

ちなみに僕の場合はこんな感じです。

  • 妻と子供と過ごせれば家はなんでもいいから、無理に家を買わなくてもOK
  • 人と群れたくないし、自分の時間が欲しいから飲み会よりも家で一人で過ごすことを優先
  • 遊びや用事は家族で過ごすことがほとんどなのでお小遣いは最低限でOK
  • 美味しい御飯は食べたいから外食するときにはお金は惜しまない
  • 経済的に困りたくないので、借金(ローンも含む)はしない
  • 経済的に困りたくないから、お金の勉強をして無駄な支出は徹底的にカットしたい

なので、僕は家は賃貸でいいし、車は本当に必要になるまで買うつもりもありません。保険は掛け捨てで家族が困らない生活ができる最低限しか入っていません。お小遣いは毎月1万5000円程度で飲み会は何かと理由をつけて断ります。その代わり家ではしっぽり晩酌を楽しみます。一人の時間は必須なので毎朝4時くらいからこそこそ作業をしています。

そんな生活です。

 

将来的には、今より家もサイズダウンして妻と二人でスローライフを楽しみながら、定期的に旅行に行きたいなって考えてます。

おそらく月20万程度あれば余裕のある生活ができるんじゃないかなぁって見込んでます。

 

資産形成や貯金よりも、自分のしたい生活をイメージしよう

資産形成や貯金はもちろん大切ですが、将来のイメージを具体的にするとどれくらいのお金が必要になるかが分かるようになると思います。

そのためにも自分が何をしている時に幸せか、どういった状態でいることが幸せか、自分の軸をまずはちゃんと把握しましょう。




大金がなくてもセミリタイアできる方法

自分の軸が発見できたところで、セミリタイアするための方法を紹介していきます。

ただ、ここで紹介するセミリタイアの方法はちょっと極端かもしれませんが、悪しからず。

で、その方法というのが「1ヵ月の支出を減らす」ということになります。

 

「???」

ただ、それだけですか?という声が聞こえてきました。

でもただそれだけです。

 

ぶっちゃけ毎月、“収入>支出”を達成できればそれ以上働かなくてもいいと思います。

セミリタイアするとはそういうことです。

 

なので、支出を抑えることができるなら、収入も減らせばいいんです。

 

もしここで支出を抑えずにセミリタイアをしたいと思うのであれば、労働収入+資産からの取り崩しが必要になるかと思います。

その場合ならセミリタイアするのはまだまだ先になるでしょうね。

 

早くセミリタイアを達成したいなって思うのであれば、まずはどーんと支出を抑えちゃいましょう。

自分がどういう状態であれば、健康に幸せに過ごせるかさえわかれば、そう多くないお金でセミリタイアも可能だと思います。

 

例えば、

  • 家賃は4万円以内1R
  • 水道光熱費は1万円くらい
  • 通信費も1万円くらい
  • 食費は毎月2万円以内
  • 外食は毎月1回程度
  • 本が読めて一人の時間があればOK

みたいな感じです。

僕が独身ならこんな生活したいですね。

 

実際に僕が一人暮らしの時はこんな感じでした。

固定費

  • 家賃:50,200円(大阪市内の1SK:共益費・水道代込み)
  • 通信費:5,000円
  • 携帯:10,000円(キャリア携帯)
  • 光熱費:7,000円
  • 奨学金の返済:23,000円
  • 通勤定期:16,000円

▶固定費の支出合計111,200円

残高128,800円(食費込みの自由に使えるお金)

当時は自分の軸が全くなかったので、残高の約13万円は散在していましたwww

今なら食費は2万もあれば足りるので、月15万円あれば十分生活できるなと思います。

 

なので、労働収入も15万円程度の働き方で過ごせるなっていうのが今思うところです。

これなら、もしかしたら正社員じゃなくても週数回働きさえすれば、生活できるだけの給料は稼げるかもしれませんね。

▶一人暮らしの生活費の内訳は?【心豊かに暮らすための家計作りの仕方も紹介します】

 

ということで、セミリタイアを真剣に考えるなら貯金を貯めたり、資産を形成するよりも、自分の軸に沿った生活イメージを作って、支出を減らす方が手っ取り早いかもしれませんね。




実際にセミリタイアのような生活をしている人たち

最後は、実際にセミリタイアのような生活をしている人たちを紹介します。

 

大原扁理さん

まずは「年収90万円でハッピーライフ」の著者の大原扁理さん。

週に2回だけ介護士として働きながら東京で暮らしていた時期があったそうです。

家賃は東京だけど2万8000円だとか。

食費は月1万円で、趣味は散歩と読書。

これが大原扁理さんにとっては幸せな生活だったそうです。

実際に僕もこの本を読みましたが、自分軸がはっきりしているのが本全体から滲み出ていました。

自分の軸を見つけたいという方は、自己啓発本よりこの本を読むべきだと思います。

年収90万円でハッピーライフ

山崎寿人さん

次に「年収100万円の豊かな節約生活術」の著者の山崎寿人さん。

タイトル通り、年間100万円の年収で生活されています。

山崎さんの場合は家でホームパーティーをしたりしながら、この収入で暮らしているから驚きです。

 

「いかにお金をかけずに、生活の質を上げれるか」

「いかに安い食材で、豊かな食生活を送るか」

 

こんなことを楽しみながら生活しているのが、本当に素敵に思います。

年収100万円の豊かな節約生活術

ミニマリストあつしさん

最後に、過去にも何回も紹介したことのあるミニマリストのあつしさん。

彼の生活費の内訳がこちらです。

  • 家賃:2万4000円
  • 水道代:2,000円
  • スマホ代:1.690円
  • Wi-Fi:3,800円
  • サブスクリプション:1万円
  • 食費:1万5,000円
  • 電気代:1万円
  • 娯楽費:1万円
  • 交際費:1万円
  • 消耗品代:3,000円

▶合計:8万9,490円

変動費の部分を最高額で見積もっても9万円に届かないのは凄いですよね。

ぶっちゃけこれならバイト生活でも十分一人暮らしができちゃいます。

ちなみにあつしさんは大阪市内に住んでいてこれだからすごいです。

 

この3人に共通することはとりあえず生活コストを抑えているということです。

それでいて正社員として働かず、遊びながら暮らしているようにもみえます。

かといって、不健康化と言えばそんなことはありません。

それに楽しくなさそうかって言われれば、全然そんなことなくてかなり楽しそうに生活されてます。

 

そして何より明確な“自分の軸”をもっている人たちだなぁと思います。

 

自分がどういう状況であれば、楽しく過ごせるのか、

自分のことをよく知っているなって思います。

このお三方を見ても、

  • 貯金や資産を作るよりも、
  • 生活コスト(支出)を下げて、
  • 自分の軸に沿った生活をすること。

これらが大切なことが分かりますよね。




まとめ

ということで、この記事では、セミリタイアするには貯金がいくら必要か?について解説してきました。

結論は、“人による”ということでしたね。

 

自分が何をしている時に幸せか、その幸せな生活を実現するためにはいくら必要なのか?

それが分かれば、それほど多くないお金でもセミリタイアも可能だと思います。

なので、自分の軸をもつことがセミリタイアをするためには貯金以上に大切なことです。

 

この記事があなたの役に立てば幸いです。

では。





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気になる方は人気記事のリンクを張っていますのでよろしければそちらにも遊びに来てください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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