どうも、サラリーマンブロガーの匠(@takuchan_PT)です。
突然ですが、1ヵ月に自由に使えるお金いくらありますか?
僕は言わずもがなで2万円です。
2万円での生活は不自由な事が多そうだなぁと思われるかもしれませんが、そんなこともありません。
この記事ではなぜぼくたち夫婦がお小遣い制にしているかをお話しします。
最後まで記事を読んでいただければ、お小遣い制も悪くないなぁ、そうおもってもらえるはず。
ではどうぞ。
どうしてお小遣い制なのか
生活水準を上げすぎるとダウングレードはできません。

僕には絶対になりたくない将来像があります。
それは酒や友達との遊びばかりを優先し、貯金もなく家計を苦しめるような人です。
そう、この人物像はまさに父親そのものです。
少し父の人物像を紹介します。
父は自営業をしており、社員兼社長でした。
もちろん利益がそのままお給料となるわけです。
当時は景気もよかったためそれなりに売り上げがあったそう。
そして、父のお小遣いも自分で決めていたらしいです。
家に入る生活費は父が自由に使うお金を引いた残金でした。
景気がいいと問題がなかったのですが、景気が悪くなるとそうはいきません。
自然と入ってくる生活費が少なくなり、ひどいときは生活費がほぼゼロの時も。(あり得ない話ですよね。)
景気が会社の業績が落ち、生活費がゼロになった理由はただ一つです。
父が毎月使うお金がほぼ自由に決めれていたことです。
母が一度給料を全部家に入れてそこから必要なお金を渡す、いわゆるお小遣い制を導入しようとしたところ、父は激怒。
酒を自由に飲まれへんのやったら仕事はせえへんとガキみたいなことまで言う始末。
当時のことは今でもはっきり思い出せるくらい脳裏に焼き付いている出来事です。
僕はお小遣い制にしないと奥さん、いや家族に迷惑をかけることになるんだなぁと思ったのを今でも覚えています。
僕たち夫婦がお小遣い制にした大きな理由は僕が父みたいな人間に絶対になりたくなかったからです。
自由にお金を使い生活水準をあげるだけあげたその先には、自由なお金が無くなっても生活水準を下げることができない状態が待っているのです。
ということで、結婚が決まった時に妻に僕から言いました。
『お小遣い制でお願いします』と。
これが僕たち夫婦がお小遣い制にしている大きな理由です。
お小遣いが2万円の理由

では、お小遣いが2万円にしている理由をお話しします。
結論から言うと、直観です(笑)。
ちなみに最初は3万円にしていましたが、妻が妊娠したことをきっかけに2万円にしてくださいと言いました。
なんの理由も根拠もありません。
唯一決めたことは、僕のお給料だけでお小遣い込みの生活をして、妻のお給料は全部貯金しようということ。
いわゆる先取貯金をすることだけは徹底しました。
とまぁ、決めたのはそれだけです。
僕たちは夫婦同額のお小遣いにしているので、夫婦合わせたお小遣いが4万円。
残りの19-20万円で生活費や奨学金の返済。
妻の給料が全貯金。
ざっくりとした内訳はこんな感じです。

リクルートの2018年の調査結果はこちら。
〇男性会社員:39,836円(30代平均:36,146円)
〇女性会社員:34,854円(30代平均:32,835円)
こう見ると、相場より少な目で生活しているなぁと思いますが、特に不自由は感じていません。
▶参照:我が家のお小遣い、高すぎ?FPが見たお小遣い事情と、正しい決め方
お小遣い制にしてよかったこと

- 貯金が確実にできる
- お金の使い道を考えるようになる
- お金を使わない遊びを考えるようになる
僕たち夫婦の場合、僕のお給料で生活し、妻のお給料を貯金すると決めたので、確実に貯金ができています。
おかげで、遊びたいときに遊ぶお金はそこそこあるし、運用にも回せるお金もでてきました。
次にお金の使い道を考えるようになりました。
僕も一人暮らしにしていた時期がありその当時は欲しいモノがあれば何も考えずに買っていました。
でも今は違います。
本当に必要なモノかを真剣に考えて必要なら買うようになりました。
最後にお金を使わない遊びを考えるようになりました。
お金を使えば服も買えるライブにもいけるたくさん飲みにもいける何の不自由もないように見えます。
でも実際そうではありませんでした。
カード支払いの明細を見て愕然としたり、二日酔いで次の日をダメにしたりと、お金を使うだけじゃなく時間も無駄にしていました。
今は、服をどうやったらおしゃれに着まわせるかだったり、少ない家具でどうやったらおしゃれな部屋にできるか考えたり、家事全般を楽しんだり…お金を使わなくてもできること、想像することに時間をかけるようになりました。
さいごに

お小遣いを2万円で暮らしていますが、むしろ余るお金が出る月があるというのが今の現状です。
家に帰るのが楽しみだから飲みに行く頻度も減ったし、妻が待ってくれているから喜んで家に帰ります。
少ないモノでシンプルに暮らす方法を楽しむようになってからは、モノを無駄に買うこともなくなりました。
そして、極めつけは生活水準をあげなければ、どんどん余裕が出ることにも気づきました。
父が生活水準を下げれなかったトラウマから始まった僕のお小遣い制に対する思い。
今ではお小遣い制にして心からよかったと思っています。
夫婦別財布で好きなだけお金が使える状態にしている人は早めに共同財布にしてお小遣い制にすることをおススメします。
お金の自由が少なくても、十分いい暮らしできますよ。