どうも、頑張らないことをモットーに過ごす、たくみ(@takumi_blog_)です。
最近もいつもと変わらず、頑張らなくても楽しく過ごせるよう日々工夫しながら、過ごしています。
『頑張らない暮らし』と話すと、怠けた生活をイメージされる人が多いです。ですが、実際はそんなことはありません。逆説的になりますが、頑張らない生活をするためには、むしろ頑張る必要もあります。ただこの頑張りが、後々に自分を楽にしてくれるので、結局は頑張らない生活の幹になります。
僕は病院で働いていますが、病棟の中でこんなことが起こっています。
- 患者さんの対応をお願いしたら嫌な顔をされる
- 患者さんが気を使うほど忙しいオーラ全開で働いている
- 患者さんの自立に向けた支援をお願いすると全力で拒否される
最近うちの病院ではよく「マンパワーが足りなくて…」が看護師さんやヘルパーさんの口癖になっています。というかマンパワー不足を何かしらの言い訳に使われている気がしています。
(すいません、愚痴が出てしまいましたwww)
たしかにマンパワー不足で業務過多になっているかもしれませんが、本当に時間の余裕がないのはそれだけ?って勝手に思ったりしています。というのも、生産性が低すぎるように思うからです。
ちょうどこんな検討もされてますね。
ということで今日は『医療機関における生産性』について話していきたいと思います。
このページのもくじ
そもそも生産性とは?

あなたは「生産性」をどのように理解していますか?
- 効率よく働くこと
- 手を素早く動かすこと
- たくさん作業すること
こんなイメージでしょうか?
もしそうであれば少し「生産性」を誤解されているかも・・・
「生産性が高い」とは少ないインプットで、多くのアウトプットを生み出すこと
「生産性が高い」とは少ないインプットで多くのアウトプットを生み出している事を言います。
ここで言うインプットとは「時間」「お金」、アウトプットとは「成果」「結果」です。
はっきり言ってたくさん作業していても時間がかかればかかるほど生産性は低いです。
(時間をかけて一生懸命働いている人、本当にすいません)
もし1つの仕事に10時間かけてそれが1000万円を生み出すなら話は別ですが…。
日本人は時間をかければかけるほどいい仕事と思っていたり、価値のある仕事をタダ同然のような金額で安請け合いしたりするなど、生産性が低い行動をとりがちです。
冷たい言い方かもしれませんが、正直自己犠牲の精神がすごすぎます。
なので、「生産性を高めましょう」と声掛けをすると、
- 冷たいこと言い出したな
- 時間がなければそんな仕事はできない
- (安い仕事を)たくさんの仕事をしないといけない
といったふうに考える人が結構多くいます。
生産性が高まると、自分の時間が増えていく
どれだけ一生懸命時間をかけて働いても作業が進まないことはもちろん、仕事の成果(報酬)が上がらなかったり、生産性を高めたつもりでも自分の時間が変わらないようであれば、それは生産性を高める頑張り方が間違っています。
というのも、本来「生産性」を高めるために行動すれば、自分の時間増えていくからです。
逆を言えば、作業時間を強制的にでも短縮をすれば自ずと生産性は高まるはずです。
詳しくは過去の記事をご覧ください。(リンクは下記です。)
▶あわせて読みたい:『自分の時間』を取り戻す方法【もう時間がないなんて言わない】
この生産性の考え方をもとに医療機関における生産性を考えていきたいと思います。
医療機関における生産性とは?

やっと本題です。
医療機関で「生産性を高めましょう」と呼びかけると、下記のような声が上がりがちです。
- 命を粗末にしたらだめ
- これ以上の仕事はできません
- 今より早く作業することは無理です etc…
特に命(患者さんにかける時間)と生産性どっちを優先すべき?みたいな議論に発展しがちですが、この議論自体がそもそもおかしいですwww
というのも、患者さんにかける時間を捻出するためには、生産性を高める必要があるからです。
要するに患者さんに関わっていない時間を削ればいいのです。
もう少し詳しく解説していきます。
それって本当に専門職の仕事?
病院で働いていていると、その仕事専門職じゃなくてもできる仕事だよね?ってことが多々あります。
- 食事の準備
- 食後の下膳
- シーツ交換
- 環境整備
- デイルームで過ごしている方の見守り etc
上記に記した作業はほとんどの病院では看護師もしくは介護士がしています。
でも正直これらの仕事は国家資格がなくてもできます。
逆に、
- 食事の介助
- 排泄介助
- 介助歩行
- 訓練の補助
- 身体の観察
- 診療記録の記載
- 採血などの検査実施 etc
これらのことは専門職じゃないとできません。
要するに専門職じゃなくてもできることに専門職にやらせている仕組み自体が問題となり、生産性が低くなってしまっているのであって、患者さんにかける時間を減らそうって話ではないんですよね。
患者さんにかける時間を作るために生産性を高めましょう
この記事の結論です。
医療機関が時間をかけるべきところは言わずもがな患者さんの診療時間です。
要するに生産性を高めるということは『患者さんにかける時間を作るために患者さんの診療時間以外の作業を整理しましょう』ということです。
- ルーティンの業務があればシステム化する
- 専門職じゃなくてもできる作業は代行方法を提案する
みたいなことが、医療機関で生産性を高めるということです。
間違っても生産性を高めるために、
- 時間を捻出するために患者さんの診療をないがしろにするとか、
- 患者さんとの関わる時間を削るということは、
避けてほしいものです。
まとめ
ということで本記事は以上になります。
今日は『医療機関における生産性の高め方』について話してきました。
繰り返しになりますが、医療機関で時間をかけるべき場所は間違いなく患者さんに関わる時間です。
逆にそうでない部分で時間をたくさん使っているようであれば、すぐに改善が必要と思います。
個人的には医療業界に限らず、マンパワーが不足している業界にはチャンスがたくさんあると思っています。
というのも、生産性を高める基本的な方法は作業時間を増やさない、ということだからです。
少ない人的資本の中でやりくりする方法を見つけるには最善の機会にも見えます。
本当にこの仕事は自分の専門性を発揮しないとできない仕事かな?と考えながら仕事をしてみると、新しい働く仕組みを築く発見になるかもしれませんね。
この記事があなたの役に立てば幸いです。
そんじゃあね☺
僕のブログでは『頑張らない生き方』をモットーに、『明日の自分が少しでも楽になれるノウハウや日々の気づき』を発信しています。
気になる方は人気記事のリンクを張っていますのでよろしければそちらにも遊びに来てください。
最後までご覧いただきありがとうございました。