どうも、たくみ(@takumi_blog_)です。
先日、サントリーの新浪社長が『45歳定年制度』というパワーワードを使ったがために炎上していましたね。翌日に釈明されていましたが、かなりインパクトのある発言でした。
▶サントリー新浪社長「45歳定年制」を提言 定年延長にもの申す
この発言についてのTwitter界隈の反応はこんな感じでした。
- 定年45歳にするかわり、雇ってる企業が従業員が抱えてるローン関係総精算なんてどうです?
- 45歳で御社が定年にしたいなら、22歳からの23年間で生涯年収分くらい支払えば良いのではないだろうか。手取りで2億3000万くらい。
- 「新卒でイキのよいうちに使い倒して、子育てや介護に負担くるタイミングで放り出す」ようにしか見えず。企業経営者はこれで良いだろうけど、競争に残れない大多数のことも考えるのが政府の役目なんで受け入れがたいですね。
- 45歳定年にするならば、そこまで働けば残りは暮らしていけるような社会設計になっている必要があるよね。
まとめると、『定年45歳なんてありえない、45歳以降の面倒見てくれるなら、いいけど…』です。
たしかにそうですが、自分の生活を他人のせいにしている人って結構多い。
ほとんどの人の収入源は会社に就職して働いてもらう給料です。
なので、45歳以降の収入をどうするねんっていうのもわかります。
やけど、こういった発言する方たちって、自分でなんとか稼ぐ方法を探そうっていう発想にならへんのかな?
すぐに45歳定年制度が始まるとは思いませんが、TOYOTAの豊田社長も終身雇用制度は無理やでって数年前にはおっしゃっていたので、会社を経営する人の立場からしたら、社員全ての生活は守りきれへんようになってきているってことなんだと思います。
では、どういった人を会社は守りたいのかを考えてみましょう。
それは、おそらく成果を出している人です。
成果といえば、結果に目が行きがちですが、成果にはいろんな側面があります。
- 売上に貢献
- 業務改善に貢献
- 職場の雰囲気に貢献
- 新しい事業展開の発案に貢献
成果は売上が全てではありません。
別に売上に貢献してなくても、社内で替えの効かないムードメーカーであればその人も立派な成果を出している人、ということです。
おそらく、終身雇用制度や年功序列制度に物申している経営者が言いたいのは、給料はそれなりにもらってるけど、何もしないもしくは給料に見合った成果を出さないとか、会社にとって害になる社員が多すぎるということではないでしょうか。
ちなみに、終身雇用制度や年功序列制度を廃止したほうがいいという人は、『年をとる=思考の柔軟性が乏しくなる』ということが前提になっています。
そして多くの人達は、年齢を重ねると給料が上がるのは当然で生活はより安泰になっていくという幻想をまだ持ち続けているというのも、こういった発言に火が着きやすい要因だと思います。
個人的な意見としては、年功序列か成果主義どちらがいいかという問い自体がおかしいと思っています。
というのも、経験をすることによるノウハウの積み重ねで会社の成果に貢献するなら年功序列制度、ノウハウが溜まっている人が何もしない状態でいるようであれば成果制度などの使い分けが必要と思うから。
その境目は各業界によって様々でしょうから、それは業界ごともしくは企業毎に決めればいいわけで…。
なので、年齢だけ成果だけという一軸で雇用を判断するのはなんか違うな、ってかんじです。
まぁ、あとは終身雇用に固執せずに、みんな一回くらいは転職するのもいいんじゃないかなと思います。きっと45歳定年制度に激しく反応している人には、現状維持バイアスがかかっているんでしょう。『現状維持=後退』なので、今のままで定年までって思っている人たちは一番リストラ対象になるかもなので要注意ですねwww
ちなみにですが、新浪社長の釈明の発言では『45歳は節目で、自分の人生を考えてみることは重要だ。』と述べられていました。自分の人生、何も考えずに働くんじゃなくて、自分の人生ちゃんと考えて生きようぜって言いたかったようですね。頭のいい人は言葉足らずなのが、少し可愛そうです。
▶サントリー新浪社長「45歳定年制」発言で炎上…「ちょっとまずかった」
という、今回の新浪社長の発言を受けて、ぼくが思ったことは、年功序列制度や成果主義制度どっちがいいとかじゃなくて使い分けが必要じゃね?ってことでした。
既存のシステムや制度に一石を投じる行動や発言はとても好きなので、新浪社長の一言には少しワクワクさせられたたくみでした。
今後の個人の稼ぎ方や会社のあり方にも注目していきたいですね。
そろそろ山崎ウイスキーがなくなりそうなので、そろそろ新しいの買い足そうとおもいます。
そんじゃあね☺
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