脳卒中~なんやねん!生き地獄やんけ!~

おはようございます。匠です。

タイトルを見た瞬間「?」となった方が多いでしょう。

この言葉は、僕が担当する患者さんが日ごろよくおっしゃる言葉です。

この方も、脳出血になり入院されています。

本当に怖い脳卒中

簡単に脳卒中について説明しときます。

脳卒中とは、脳血管障害の総称です。

そして、血管が破裂して生じる脳出血・クモ膜下出血血管がつまる脳梗塞に分かれます。

そして、その症状として、

運動麻痺:半身が動かなくなる(動きにくくなる)

感覚障害:触れられたり、動かされていることがわからなくなる

・嚥下障害:食べ物が食べれない・呑み込めない・飲んだらむせるなど

・言語障害:言葉が話せない、話していることがわからない

意識障害

高次脳機能障害:空間の無視・注意力低下・遂行機能障害・抑制機能障害

などが生じます。(※これらは症状のごく一部でこれらが複雑に絡み合うことが多いです。)

それにより、歩くことができなくなったり、手でものを操作できなくなったり、ごはんがたべれなかったり、お話ができなくなるなど、日常生活が困難となります。

まさに生き地獄

『なんやねんこの病気!生き地獄やんけ!』

『もっとちゃんと健康に気を付けといた方がよかったわ!』

現代の医療レベルが格段に向上したことにより、脳卒中で亡くなる方は減少してきています。

その代わりに、上で示したような後遺症をわずらいながら生活される方が多くなっています。

よく聞くのは、

「こんな体やったら死んだほうがましや」

という言葉です。

特に高次脳機能障害がほとんどない方がおっしゃいます。

自分の手足を動かそうと思っても思ったように動かない。

こんなにつらいことはきっとないでしょう。そして、時間が解決するわけでもない。

最近はやっとTVでお見掛けするようになりましたが、

あの有名な長嶋茂雄さんもこの病気になられ、

現在も後遺症が残っていますね。

治る?? OR 治らない??

近年、ロボットによるリハビリテーションなど様々なものが提案されてきています。

しかし、どんだけお金を積んでも治らないのがこの病気の恐ろしいところです。

再生医療という言葉を耳にするようになりましたが、

それにより治すことができるかも不透明です。

治すことはできないけど、歩いたり、手を使ったり、多少コミュニケーションがとれるようになったりはリハビリテーションにより可能にはなります。

病気になる前の身体への完全復帰は、よっぽど運がよくない限り困難です。

最後に

これについてはまた今度記事にしようと思いますが、

よく言われるのは生活習慣病にならないことです。

脳卒中の危険因子は生活習慣病に集約されています。

これからの季節、だんだんと寒くなり、脳卒中になるリスクが高まります。

入院される方のほとんどは「まさか自分がなるとは思わなかった」とおっしゃいます。

環境によりどうにでも変化するのが人間の身体です。

まずは脳卒中の恐ろしさを知り、「自分は大丈夫!」といった

意識から改善することが必要と思います。