こんにちわ、匠(@takuchan_PT)です。
昨日から続く、大雨の影響で、今日は改札すら通ることができませんでした。
駅で情報収集をしている傍ら、ほかの人の会話から聞こえた内容に耳を疑いました。
「なんでもいいから、とりあえず会社来いっていわれた。」
「タクシーで向かうので少し遅れます。」
「○○に向かいたいのですが、バスは通ってますか?」
「車で通勤させてもらってもよろしいでしょうか。」
なんか、おかしい。
大雨・洪水警報が出ているし、危険を伴うからJRは止まっているのに、どうしてそこまでして会社に向かうのか。自分の家族のことは心配じゃないのか。むしろ午後からの方が雨が強くなるかもといわれているのに、なぜそこまでして会社に向かおうとするのか。
先月の地震の時もそうでした。
代替手段で仕事場に行く前に家の心配が先じゃないのか。
仕事場の心配より家族の方が心配じゃないのか。
会社にいくら呼び出されても家族の方が大事じゃないのか。
日本人の仕事の優先順位が家庭や家族より高すぎて本当にどうかしていると改めて感じました。
そんな中、今おこなわれているサッカーロシアワールドカップに出場しているイングランド代表の選手は日本人であれば想像できないような行動をとりました。
イングランド代表のミッドフィルダー、ファビアン・デルフ選手は、1次リーグで、2試合に出場したあと、妻の出産に立ち会うためイギリスに一時帰国し、現地時間の3日に行われた決勝トーナメント初戦のコロンビア戦に出場することができませんでした。
サウスゲート監督もこう言っています。
「人生にはサッカーよりも大切なことがある。ワールドカップに出場する機会は1度きりかもしれないが、子どもが生まれる日も1日しかない。家族を大切にする選手を私たちが支えることはとても重要だと思う」
サッカーと仕事に相違があるかもしれませんが、サッカー選手からしたらサッカーは立派な仕事です。ましてや、このデルフ選手の場合、世界一をかけたワールドカップの舞台を蹴ってまで家族のもとに向かっています。
日本人もこの精神、家族を大事にする、ということをもっと意識するべきだと思います。
それができていないがゆえに「ブラック企業」・「社畜」といった言葉が出てきているのではないでしょうか。
中にはこんな人もいて、僕は思わず笑っちゃいました。
仕事が一番であることは素晴らしいことかもしれない。
だけど、家族を大事にする、大切な人のそばにいる、そんな当たり前を日本人は少し忘れているのではないでしょうか。