2018FIFAロシアワールドカップでみえてきた、JAPANESE FOOTBALL




ベルギーに惜敗して終わった日本のロシアワールドカップ。

https://takumi1203.com/japanvsbelgium

そして、日本代表の監督を退任する西野監督。日本代表の主将を勇退する長谷部 誠。

2022年のカタール大会に向けて始動していくわけだが、今大会でみえてきたJAPANESE FOOTBALL。これからの方向性について意見してみたい。

ハリルホジッチが世界サッカーのベースを教えてくれた

今大会を通してみせてくれた、日本のサッカー。

前監督のハリルホジッチ監督のサッカーは①縦に速く②デュエルに勝つをベースにおいたものだった。ただ、このサッカーは日本の選手たちには合わず、さらに結果にもなかなか結び付かなかった。

でも、今ならわかることがある。

ハリルホジッチが提唱したサッカーは、日本代表に合わなかったのではなくて、間違いなく日本代表が世界で勝つために必要な戦い方であり、日本代表に足りてなかったことであったと。

ベルギー戦で得点した2点。このいずれもがデュエルに勝ち、素早く攻撃に切り替え、縦に速い攻撃から奪った得点であった。

そして、日本代表が逆転された3点目はさらにその上を行く超高速カウンターだった。

ハリルホジッチが3年間を植え付けてくれたデュエルと縦に速いサッカー。今大会の日本代表のベースにこの戦い方があったのは間違いない。でもこれだけでは勝つことは不可能だった。

JAPANESE FOOTBALL

ここで足りなかったのは日本人の特性。

それは、周囲と協調すること=集団が力を合わせること

ハリルホジッチの戦い方ではこれが足りなかったことが問題であった。

過去の大会で勝ち上がれた時は間違いなく、個だけで戦うのではなくチームが団結していた。

2002年ワールドカップ・2010南アフリカワールドカップ。

この時の日本代表は間違いなくチーム力として強かったように思う。

今回のロシアワールドカップをみて、日本代表が目指すべきJAPANESE FOOTBALL。

それは『JAPANESE TOTAL FOOTBALL』。

全員で攻撃・全員で守備はもちろん、グループで攻撃・グループで守備。

個で戦えるデュエル力はありながらも、あえてそれに頼らず、グループでの戦い方。

2010南アフリカワールドカップではグループでの力で突破できたが個の能力は今大会ほどではなかった。

この2018ロシアワールドカップでは、乾・香川・柴崎・大迫・長友・本田・原口などなど、この力でそれなりに戦える選手もいたが、あえてユニットで崩すことで多くのチャンスを作れていたし、それが実る場面も多かった。

次期監督は誰になるのか

最後に次期監督に関して提言しておきたい。おそらく、外国人監督になるとは思う。

ただ、ハリルホジッチみたいに世界と戦える凄腕の監督であってもすべてを押し付けるような監督になると今大会前のようのドタバタ劇の二の舞にいつなってもおかしくないので、人柄をしっかり見る必要があると思う。

そして、JAPANESE TOTAL FOOTBALを体現できる監督。

自分の考えを押し付けてもおそらく、日本代表はいい戦い方ができない。

国民性に合った戦術を理解できている監督が望ましいのではないかと思う。

個人的にはグループでの戦い方を知っているヴェンゲルとかクライフのような監督がいいなぁとは思う。

2022カタール大会に向けて、また日本代表のサポーターとして応援していきたい。