20代ラストチャレンジ!!大っ嫌いなマラソンを完走できた話




平成最後の11月25日、その日はやってきた、大阪マラソン当日。

本当にいい秋晴れだった。

こんにちわ、匠(@takuchan_PT)です。

走ってきました。大阪マラソン2018。

当選してから約半年。

最初は3㎞も走るのが嫌だった僕がどうして走ったか。

どうして走りきることができたか。それまでのことなどを赤裸々に書いていこうと思う。

マラソンをなぜ走ることになったのか

理由は『当選してしまったから』だ。

僕はただ走るのが大っ嫌いだ。サッカーみたいにボールを追い局面がどんどん変わるスポーツがもともと大好きなのに、ただ走るだけのマラソンには何の魅力も感じていなかった。

それにもかかわらず、妻が『とりあえず応募しておこう』って言ったのに乗せられて『応募』してしまったのだ。

忘れたころに抽選結果が届き、その結果がまさかの『当選』だった。↑その時のメールがこれだ。↑

当選してから練習を始めた

42.195㎞なんていう距離は走ったことがない僕には想像できない世界だった。

とはいっても走らないといけない。走ると決めた以上、完走しないとかっこ悪い。

当選してからまずしたことは周囲に『大阪マラソン走るねん!!』と宣言して回った。

▶参考:やりたいことをやるために宣言した方がいい2つの理由

練習は当選してしばらくしてから始めた。

今年はワールドカップイヤーだったので、マラソンよりもワールドカップに集中したかったから。あと、今年の夏はあまりにも暑すぎて走る気にもなかなかなれなかった。

それでも7月中旬以降から1週間に2-3回程度5㎞を走ることを目標に練習を開始した。

おおまかな練習スケジュールはこんな感じだ。

・7月-8月:5㎞を2-3/週⇒30分以上走れるようになることが目標

・9月:10kmを2-3/週⇒1時間走れるようになることが目標

・10月:平日は10㎞、休日に20㎞⇒2時間半走れるようになることが目標

・11月上旬:30㎞にチャレンジ⇒最終調整、1-2/週で10-15㎞で調整

マラソンの練習の一番のポイントは速く走ることよりもどれだけ長く走ることができるかだ。

僕も当初は速く走ることばかり意識していたけど、練習するにつれてそれでは距離を伸ばせないことに気づいた。

あと、もう一つしたことは体幹トレーニングだ。体幹がいい位置で保つことができないと、下肢に負荷がどんどんかかり、長距離を走るのは難しいからだ。

仕事が終わって、帰ってきてから走ることは、トレーニング当初は苦痛でしかなかった。

でも継続するうちに徐々に持久力がついている事を実感できるようになって、それくらいから走ることがちょっとずつ楽しくなってきた。

気づいたころには、走ることが嫌いだったのに、走ることが好きになっていた。

マラソン当日はワクワクが止まらなかった

大阪マラソン当日にはすっかり走ることが好きになっていた。

11月に入ってからは大阪マラソンが待ち遠しくて仕方なかった。

サッカーの公式戦みたいな気分で、気持ちもどんどん高まっていった。

部活以来の気持ちで、本当にワクワクした。

わくわくした気持ちだけでは完走は不可能

『気持ちがあれば完走ができる!!』

沿道からはこんな応援もあったけど、そんなにフルマラソンは甘くない。

ここで妻監修の食事を紹介しようと思う。

・本番5-7日前:タンパク質や脂質が多めの食事⇒エネルギー補給

・本番2-4日前:炭水化物中心の食事⇒エネルギー補給

・本番前日:お餅・パスタなどの炭水化物中心の食事+ビタミン補給

・本番朝食:お餅・バナナ・おにぎりをスタート3時間前に摂取

・本番1時間前:エネルギーゼリー+おにぎりを摂取

・本番30分前:脂肪燃焼系のサプリメントを摂取

・本番15㎞~35㎞:3回に分けてエネルギーゼリーを摂取

フルマラソンを完走するにはエネルギーの枯渇が一番恐ろしい。

ここまで調べて準備してくれた妻には感謝したい。

大阪の人達の声援が何よりも走るパワーになった

最高の天気の中で、スタートした大阪マラソン。

僕が当日一番驚いたことは沿道の声援が半端なかったこと。

スタート地点からゴールまで、応援できる場所には所狭しと人人人。

ランナーみんなに大声で『頑張れー!!』『ふぁいとー!!』『ナイスラン!!』とか声をかけてくれてて、これが栄養補給以上に走るパワーの源になった。

人情溢れる町大阪。本当にそれを体現しているみたいで、多くの人の温かい声援に泣きそうになった。

大阪の街を走れる贅沢感がたまらない

大阪城をスタートして、中之島方面へ向かい市役所周辺を駆け抜ける。

御堂筋に向かい、オフィス街を走り回り、京セラドームへ。

折り返して、難波に戻り、新世界方面からディープな西成界隈へ走っていく。

途中には学生の演奏やボランティアの応援歌。

大阪のおばちゃんたちは雨を配り、おっちゃんたちはビールを配っている。

コールドスプレーをしてくれる人もいれば、食べ物を配っている団体もたくさん。

一番きつい30㎞すぎの玉出から南港方面は多くの応援してくれる人。

南港大橋を渡ると見えてくるゴールのインテックス大阪。

普段歩く街とマラソンで駆け抜ける街とは大違いだ。

歩道から見る大阪の街、車道で感じる大阪の街。

こんな贅沢はないと思う。

御堂筋を駆け抜けている時は鳥肌が立ったしとても爽快だった。

まとめ:継続すれば何でもできる

↑ゴール直後の僕↑

『継続は力なり』。

今回の大阪マラソンへの挑戦することで、感じたことだ。

嫌いな事でも継続すれば、力はついてくる。

力がついてくればだんだん楽しくなってくる。

楽しく取り組むとより力がつき、いい結果が見えてくる。

最初から投げ出して練習をせずに大阪マラソンに臨んでいたら絶対にゴールなんてできなかっただろうし、終わってからもこんないい気持にはなれなかったと思う。

嫌な事でもなんでもまずは挑戦してみることが大事だなと改めて感じた。