正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので 。
人生100年時代に、一生一つの会社で働き続けるという考えから企業も学生も変わってきている 。
経団連・中西宏明会長 (日テレNEWS24)
就職で人生左右されるなんてあほらしい

終身雇用制度。昭和世代の日本人には当たり前の考え。大学を卒業するときに一生を左右するからちゃんといいところに就職しなさいなんて言われたことがある平成生まれの若者も多いのでは?いいところって何?
こんな言葉を聞くと僕はついつい、『そもそもどうして一生を左右するの?』なんて疑問を持ってしまう。
今まで社会に出たことがない人に良いも悪いもわかるわけがない。社会人になる20-22歳くらいで人生残りの半世紀以上の行方が決まってしまうなんてどうも意味が分からない。
能力を評価すると若者の方が能力が高いかもしれない

それに合わせて、新卒正社員入職だけを企業さんが高く評価するシステムもよくわからない。色々な経験をしているかもしれない、あとから入職した非正規社員の方がどれだけスキルがあっても評価が低い場合があるとはどういうことか?
日本はどうしてこんなにも働いている年数が長かったり、ストレートに入職した人ばかりを評価してしまうのか?ちょっと道が外れるとできない奴なのだろうか。人を見ずに採用しているんじゃないか?って思われても仕方がない。
企業のためになるなら、普通は年功状列よりもスキルが高い方を高く評価するべきだと僕は思う。いくら経験年数を重ねていても経験ばかりを頼りに仕事をされても困るし、ましてや新しいテクノロジーについていけないおっさん・おばさんたちなんて逆に必要ないんじゃないかなんて思う。
常に能力を向上させ続けて、スキルをどんどん磨き、企業のためになる人を、ちゃんと評価するシステムを作ってほしいと切に願う。
働き方改革の根本はココにある
昭和時代の猛烈社員が自分たちの権力を保つ方法が、終身雇用や年功序列なのだろう。
そんなことを保ち続ける限り、きっと何も変わらない。
悪しき風習の撤廃をすぐさま求めたい。
それがきっと一番の働き方改革だろう。