文豪たちが愛した旅館、起雲閣




来宮神社から歩いて20分。旅の最後の目的地、起雲閣へやってきた。

▶あわせて読みたい:朝食から熱海の、いや国内屈指のパワースポットへ

起雲閣は1919年(大正8年)に別荘として建てられ、その後1947年(昭和22年)に旅館として生まれ変わり、太宰治や志賀直哉、谷崎潤一郎、山本有三など日本を代表する文豪たちが数多く宿泊した場所だ。太宰はここで人間失格の原稿をかきあげたらしい。

大正の浪漫薫る、麒麟

中に入ると目に飛び込むのが特徴的な群青色の壁。

大正時代・昭和時代を感じさせる和式の素晴らしい建物。

窓から見える中庭も美しい。

中庭を望むことができる2階の窓。シンメトリーなデザインで窓そのものもアート。

洋館~玉姫・玉渓~

廊下を進むと和と洋、そして中国文化が融合したなんだか不思議な館。

美しいタイルの床に天井や窓はステンドグラス。

日が差すとさらに美しい。

そしてここは玉渓と言われる間。個人的にはここが特にお気に入り。

写真に綺麗に収まったけど画に書かれたような空間だった。

文豪の間~初霜~

文豪の間。多くの文豪たちが宿泊したお部屋だ。

太宰、谷崎、山本、志賀…錚々たるメンバーだ。

こんな素晴らしい場所なので文章のインスピレーションを感じれそうな気がする。。

ローマ風俗館~金剛~

お風呂はテルマエロマエを彷彿させる造りで、阿部寛が出てきそう。

庭園

中庭も美しい。

外から見た館。

小川が流れて紫陽花も咲いていた。

熱海旅行もいよいよ終盤…

起雲閣を後にして、お腹がすいてきたので、起雲閣から徒歩5分で行ける唐揚げ酒場鶏一へ。魚ばかり食べていたのでそろそろ唐揚げを欲していた。

唐揚げは大きくてそれでいてジューシー。味は旨塩、醤油、タレ。個人的には旨塩が絶品だった。もちろん唐揚げにはビール。てことでビールで乾杯。

お腹が満たされたところで、お土産を。お土産は干物を買って帰ると決めていた。僕たちは金目鯛と真鯵のひらきを買ってきた。

最後に熱海プリンを購入して、

熱海駅へ。

旅もいよいよ終わり。

いい景色、美味しい食べ物、そして癒しの温泉、大正から続く歴史。

いろんなことを感じることができたいい旅だった。

食べログの評価通りとてもクリーミー、でも甘すぎないとても美味しいプリンを頬張りつつ、大阪へ帰ってきました。

熱海旅行はここまで。

次は一人旅、どんな旅になるんだろう。

今からワクワクが止まらない。