【体験談あり】理学療法士の年収はいくら?|30代前半の理学療法士の実際についてお話します




どうも、サラリーマンブロガーの匠(@takuchan_PT)です。

僕は病院で理学療法士として勤務しています

 

今月の給与がいつもより跳ね上がってテンションが上がてこんなツイートをしました。

今年度から管理職となりました。
残業しなくても一般職で残業していたくらいの給料となったことに驚きました。先月は少し残業が多かったですが、過去にない手取りに跳ね上がっていたのでさらに驚きました。残業が増えたといっても月10時間程度なんですけどね😮

 

給料が上がることはどんな仕事をしていてもうれしいとは思います。

僕がいる医療業界では成果主義がほとんどないため、なかなか給料が上がりにくいのが現状です。

そんなときに思ったことが、平均的な年収ってどれくらいなんかな?ということでした。

 

ということで、この記事では以下のような疑問を解決します。

  • 理学療法士の平均年収が知りたい
  • 実際に働いている理学療法士の年収を知りたい
  • 理学療法士の年収がどうやったら上がるかを知りたい

 

順番に見ていきましょう。




理学療法士の平均年収

理学療法士の平均年収

まずは2019年度の厚生労働省の令和元年度賃金構造基本統計調査によると理学療法士の平均年収は410万円ほどとなっています。

内訳は以下の通りです。

■令和元年度賃金構造基本統計調査より

  • 平均年収:4,096,400円
  • 月額給与:287,500円
  • 年間賞与:646,400円
  • 平均勤続年数:6.6年

 

次に有名転職サイトIndeedでは以下の通りです。

■Indeed に掲載された求人広告に基づいて推定した値

  • 平均年収:375万円
  • 求人情報量:120,168件
  • 初年度の給与情報

 

厚生労働省の調査においても、Indeedに掲載されている情報においても、高い学費を払った割に安い賃金な印象を受けますよね。

平均をみると少し悲しいですが、平均以上に稼ぐ方法があるならば知りたくないですか?

ということで、実際に現場で働いている僕の年収を公開します。




実際に働いている理学療法士としての年収

僕は病院勤務9年目の理学療法士です。

転職経験は2度あります。

 

新人時代(1年目~3年目)

1年目の初任給は25-26万円程度でした。

ボーナスは冬からの支給だったと思います。

 

詳しい値は残念ながら見当たりませんでしたが、年金情報におおよその年収が記録されていたのでそれを参考値にしてご紹介します。

ずばり、僕の1年目~3年目の年収は350-380万円あたりを推移していました。

先ほど記した平均より大きく下回っていました。

 

ちなみに1年目から3年目までの残業はほとんどなかったため、残業代も特にありませんでした。

 

1度目の転職(4年目~6年目)

3年目の冬に転機があり、4年目で転職しました。

 

ここから少し年収が跳ね上がります。

4年目~6年目の年収は440~460万円となりました。

要因はこの2つです。

  • 残業が増えたこと
  • ボーナスが増えたこと

 

ただ、残業時間は30~40時間で休日は年間103日+有給とかなりハードな生活でした。

 

2度目の転職(7年目~現在)

6年目に学会発表をしたころに、新入職で勤めていた上司に再オファーを受けたためで戻りを決意し2度目の転職をしました。

 

昨年度の年収はかなりリアルな数字です。

8年目は480万円の年収となりました。

 

  • 残業時間は18-20時間
  • 年間休日は115日+年休3日+有給

 

こんな感じでライフワークバランスが回復したにもかかわらず年収は過去最高値となりました。

ということで、さらにここからは理学療法士の年収をあげる方法をお話していきます。




理学療法士の年収の上げ方

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理学療法士の年収をあげるパターンはいたってシンプルです。

  • 残業をする
  • 管理職になる
  • 勤続年数を伸ばす
  • 訪問リハで勤務する
  • ふるさと納税をすること

以上です。

 

学術面やスキルで対価は発生しにくいのが現状

  • 学会発表
  • 論文作成
  • 認定理学療法士取得
  • 専門理学療法士取得

上記のような活動は専門性を高めるうえで非常に重要だと思います。

現に僕も認定理学療法士(脳卒中)を取得したり、学会で発表の経験もあります。

 

ですが、これらを加味されて現在のような給与となったかと言われればそんなことは微塵もありません。

というのもこれらのことは対価になって報酬が得られない事だからです。

 

つまり勤務先の施設の売り上げに直結しないので、給与には反映されないということです。

 

ということでこれら5つが年収を上げるための最短ルートになります。

  • 残業をする
  • 管理職になる
  • 勤続年数を伸ばす
  • 訪問リハで勤務する
  • ふるさと納税をすること

順番に見ていきます。

 

残業をする

一番簡単な年収の上げ方かもしれません。

(今の現状だと、)どれだけスキルがなくても長く働けば残業代は発生することがほとんどです。

今後、成果主義が導入されれば減収にもつながりかねないので、そのときは要注意です。

ですが、サービス残業が当たり前の施設だったり残業代込みの契約になっていない限り、この作戦が一番楽に手っ取り早く年収をあげることができるでしょう。

残業ありきの働き方がおかしすぎる

2021.07.21

 

管理職になる

管理職になると管理手当が発生します。

月1万円なら年間12万円。

月3万円なら年間36万円。

労働時間に関係なく、つまり残業することなく収入をあげるなら管理職を目指した方がいいでしょう。

 

ただ、最近の傾向として管理職ポジションが埋まっていて昇進できない人も現場も多いようです。

なので、職場の規模や今後のビジョンを注視しながら行動するといいかもしれません。

中間管理職として働く理由

2020.05.19

 

勤続年数を伸ばす

残業もしたくないし、管理職もしたくない。

そんな人は同じところで長く働き続けましょう。

まだ病院など医療現場では年功序列の風習が強く、勤続年数手当というのがあります。

もちろん毎年の昇給も当たり前のようにあります。

 

なので、特に労力を割きたくない人は根気強く同じところで働きましょう。

ただ、注意点は1年間でも数千円しか昇給しなかったり、成果主義になった時には勤続年数の恩恵は受けれないかもしれません。

 

訪問リハで勤務する

訪問リハは診療点数が高い分、給料自体が高いことが多いフィールドです。

またインセンティブを用意している事業所も増えているみたいですね。

理学療法士として働いて一刻も早く収入をあげたいという人なら、訪問リハが一番効率的かもしれません。

 

ふるさと納税をすること

ん?!と思った方はお金の勉強をしましょう。

給料を上げる=年収をあげる以外にも考え方はあります。

それは支出を減らすことです。

 

なのでふるさと納税に限ったことではありません。

iDeCoでも構いません。

 

税金を安く抑えれるように尽くせる手段を尽くすことも大切です。




まとめ|理学療法士なら平均年収は得られます

ということで、本記事は以上になります。

最後に一つあり、平均年収があっても幸せになれるかどうかはわからないということです。

 

平均年収があっても支出が平均以上なら、とても苦しい生活になってしまいます。

逆に支出のコントロールさえ上手なら、平均年収に達しない条件でも幸せに生きれる可能性があるということです。

理学療法士のみならず医療職の多くは社会保険料の枠組みから給料を得ています。

少子高齢化が加速する現代では業界自体が大きな増収を見込める可能性が少ないということです。

つまり。これ以上平均年収が上がることは考えづらいということです。

 

なので、医療に従事しながら生きていく人ほどこれからは家計の管理能力を併せ持っておくといいと個人的には思います。

年収が多いに越したことはありませんが、どれだけ支出を抑制できるかにも一度目を向けてみることもおすすめします。





僕のブログでは【サラリーマンのお金の管理・貯金方法を発信中!!】と題して、お金の管理のこと、マネーリテラシーに関すること、働き方に関することや暮らしのことを発信しています。

気になる方は人気記事のリンクを張っていますのでよろしければそちらにも遊びに来てください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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