【他人は簡単に変えられない】他人の行動を変えたいと思っている人に知っておいてほしいこと




『みんなどうしたら変わってくれますかね?』

どうもこんにちわ、たくみ(@takumi_blog_)です。

先日、メンバーからこんな相談を受けました。

自分のチームのメンバーの行動変容や行動改善を促したいけどなかなか変わってくれない、と悩む人は結構多いんじゃないかと思います。

僕も数年前まで同じ悩みを抱えており、変わってくれないメンバーに苛立ちすら覚えることもありました。

この記事では『他人は変えられない』ということをテーマに話していきます。

この記事を読むメリットはこちら。

  • 他人を変えられない理由がわかる
  • 他人を変えるためのアプローチの方法がわかる

ということで、早速話していきます。

他人を変えられない理由

他人を変えられない理由は『その人の行動を否定することが前提条件だから』です。

他人を変えたいということ自体がおこがましいことだと思います。

というのも、他人を変えたいということは、自分の価値観を押し売りみたいなもんだからです。

つまり、自分の価値観と相手の価値観に不一致があると、その地点で相手の行動を変えることはほとんどできないということです。

 

行動変容を求められると、ストレスがかかる

実際に、自分の立場に置き換えたらよくわかるんじゃないでしょうか。

例えば、仕事のルーティン。

自分の仕事のルーティンがちゃんとあるし、それで残業もなく、しかも一定の成果が出せているのに、急に他人から『こっちの仕事のやり方のほうが効率的だからやり方を変えなさい』と言われたらどうですか?成果が出ていなかったり、残業が多すぎるのであれば、聞く耳を持つかもしれませんが、多くの人は受け入れがたいんじゃないでしょうか?

といった具合に、自分のやり方が決まっていることに対して、急に他人から変更を求められると、少し嫌悪感を抱くと思います。

 

というのも、人間には『現状維持バイアス』という機能が存在します。

『現状維持バイアス』とは、

  • 自分は今のままで大丈夫
  • 変化したくない

といった心理作用のことです。

 

『変化すること=安定を失う』と認識してしまうのが『現状維持バイアス』です。

こういった心理作用から変化を求められると、ストレスがかかるのです。

 

変化を求めることは、行動を否定するようなもの

また変化を他人に求めるということは、『相手の行動基準や価値観を否定しているということ』も忘れてはいけません。

このことを意識せずに、行動変容を促そうとしている人は結構いるんじゃないかと思います。

変化を求めるということは、今が良くないということの裏返しということも忘れないようにしましょう。

 

こういった理由から、他人の行動は簡単には変えることはできません。

とはいえ、メンバーの行動に変化を求めたいことは多いハズ。

ということで、他人の行動を変えるためのアプローチの方法の1つを紹介します。

実際にこのアプローチをし始めてから、僕自身もことがうまく運び始めました。




他人の行動を変えるためのアプローチの具体例

他人の行動を変えたいときに一番してはいけないことがあります。

それは『アドバイスをする』ということです。

他人の行動を変えるのに『口出しをしてはいけないの?』と思われるかもしれません。

しかし、先程も申しましたように、アドバイスをするということは『自分の価値観の押し付ける』ということです。

では、実際に他人の行動を変えるためにはどうすればいいのか?

それは『行動変容を促したい本人の話を聴く』ということです。

 

価値観、前提条件を揃えることがはじめの一歩

他人の行動を変えるためには、まずは行動を変えたい人と同じ視点に立つことが大切です。

つまり同じ価値観、同じ前提条件で話せるように準備が必要です。

そのためには、行動変容を促したい人価値観や前提条件を聴くことが重要になってきます。

  • 何を基準に物事を決めているのか?
  • 大切にしていることはなにか?
  • 今の状態に満足しているのか?
  • 不満や困っていることはないのか?

などなど、その人のことを知ることから始めてみてください。

間違っても、困っていることがあるときにアドバイスすることはしてはいけませんよ。

ちゃんと『話を聴く』ことに集中しましょうね。

 

時間をかけること

他人の行動を変えたいと思っている人の多くは、成果をすぐに出したいと思っているのではないでしょうか?

実際に僕はそうでした。

  • ここでアドバイスをしたほうが早い。
  • 解決策を提示したほうが早く進めれる。

そんなことを思いながら、メンバーと話していました。

だってその方が求めているゴールには早く到達できたからです。

 

でもこれじゃメンバーの行動変容には繋がりませんでした。

理由は前述したとおりです。

その場では成果がすぐに出ても、その後の継続性には一切結びつきませんでした。

こういった失敗談から行動変容を促すのであれば『時間をかけること』が必要だと思います。

 

自分がアクションするのはタイミングが来てから

今すぐの変化じゃなくて長期的に変わっていってくれるためには今どういう態度で接するか。

その1つが、『話を聴く』ことでした。

 

『話を聴く』ときにはアドバイスをせずに、それで終わることもしばしば。

話を聞いている中で、本人から変化したいけどどうしたらいいかわからない、変化したいけど障害があるなどがあれば、その時になって初めてこちらからアドバイスをしたり、障害を解消するために働きかける。

 

といった具合に、行動変容を促すための実際のアクションは、そのタイミングが来てから起こしても決して遅くありません。

むしろその方が行動はすぐに変わります。

こちらの労力やストレスも最小限で済みます。

なので、行動変容を促す際は、まずは『話を聴く』ことから始めてみてください。




まとめ

ということで、本記事は以上になります。

この記事では『他人は変えられない』ということをテーマに話してきました。

 

他人を変えるためには、まずは自分の行動を変えることが必要です。

というのも、他人を変えたいけど変えれないから、おそらくこの記事を読んでくださっているのだと思います。

ということは、厳しいかもしれませんが、今のあなた自身のやり方がよくないからではないでしょうか?

 

まずは行動変容を促したい方の話をしっかり聞いてみてください。

それだけでもきっとなにかが変わるはず。

 

この記事があなたの役に立てば幸いです。

そんじゃあね。




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最後までご覧いただきありがとうございました。

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