結果を出すためのビジネススキル【的確なイシューを見つける力を身につけよう】




どうも、サラリーマンブロガーの匠(@takuchan_PT)です。

僕は9年目のサラリーマンとして働いています

 

学生時代は与えられた問題を解くことに必死でした。

というのも、学生時代は正解を出すことに価値があったからです。

しかし、社会人になると解く問題が何かが分かりませんでした。

 

そして、先日下記のツイートをしました。

キーワードはイシューを立てる。
イシューの立て方のポイントは2つ。

☑非常識
☑スタンスがはっきりしてる

非常識な発想の裏には常識を知る必要があるので、イシューを立てるためにも日々の勉強は欠かせませんね。できる人材になるならイシュー力は避けて通れません😌

 

いわゆる“仕事ができる”社会人はあるビジネススキルを持ち合わせています。

そのビジネススキルが「イシューを見つける力」です。

解説しましたので、少しだけお付き合いください。




解決する問題がなければ、解決力は発揮できません

問題解決能力がいくら高くても、ほとんど価値がありません。

 

自分のしている仕事の意味を知っていますか?

大前提として、問題解決能力は問題が用意されていなければ発揮することができません。

 

今の仕事はどんな問題を解決する為にしていますか?

この質問の答えがすぐに出てこない人はちょっとやばいです。

 

例えば車を作る会社に勤めているとしたら、その企業で働く従業員が解決する問題はただ一つです。

「移動する手段を効率化する」ということです。

その方法の一つがたまたま「車」ということになります。

 

TOYOTAの企業理念

日本のトップ企業のTOYOTAだとこんな感じです。

笑顔のために。期待を超えて。

人々を安全・安心に運び、心までも動かす。
そして、世界中の生活を、社会を、豊かにしていく。
それが、未来のモビリティ社会をリードする、私たちの想いです。
一人ひとりが高い品質を造りこむこと。
常に時代の一歩先のイノベーションを追い求めること。
地球環境に寄り添う意識を持ち続けること。
その先に、期待を常に超え、お客様そして地域の笑顔と幸せにつながるトヨタがあると信じています。
「今よりもっとよい方法がある」その改善の精神とともに、トヨタを支えてくださる皆様の声に真摯に耳を傾け、常に自らを改革しながら、高い目標を実現していきます。

引用元:トヨタグローバルビジョン|経営理念

TOYOTAが問題と考えているのは、モビリティつまり移動手段です。

さらに地球環境についても言及されていますね。

この文章から読み解けるTOYOTAが考える問題点は「地球環境に合った移動手段がない」ということだと思います。

 

その解決策の一つでわかりやすいのが「電気自動車」なのかなと思います。

 

こんなふうに解決する問題があるからこそ、学生時代に培ったどうやって問題を解決するかという思考を役立てることができるわけです。

つまり問題がなければ、問題解決能力は何の役にも立ちません




イシューを見つける力とは?

イシューを見つける力とは、「どんな問題に取り組むべきかを見極める力」です。

 

イシューとは?

イシューとはビジネス用語であり、「本質となる問題」「考えるべき・論じるべきテーマ」のことを言います。

先ほどのTOYOTAにおける解決しようとしている問題、つまりイシューは「環境に優しい移動手段がない」ということになります。

 

そしてイシューは企業単位で見つけて解決するだけのものではありません。

個人が圧倒的な成果を出すためにも、イシューを見つける力は必須スキルです。

 

的確なイシューじゃなければ、仕事の成果はでません

いくらいい問題解決能力をもっていても、イシュー(=考えるべきテーマ)が悪ければ成果にはつながりません。

そもそも仕事は、的確なイシューを解決する事で成果につながります。

 

図で示すとこんな感じです。

いくら問題解決能力が高くても、イシューが的確でないと仕事の成果は高まりません。

この図からもわかるように的確でないイシューに対して、問題解決能力をいくら発揮しても成果にはつながりません。

 

的確なイシューを設定したうえで問題解決を積み上げた方が仕事の成果は高まりやすくなります。

仮に最初に問題解決能力が低くてもトライ&エラーを積み重ねれば、結果的に成果の高い結果にたどり着くからです。

 

ということで、効率よく成果の高い仕事をするのであれば、問題解決能力を高めるよりもまずは的確な「イシュー」を見つけましょう。




的確なイシューを見つける方法

繰り返し問いかけましょう。

 

すぐにイシューを見つけることは難しい

的確なイシューをすぐさま見つけることは難しいと思います。

 

例えばこんな指示をうけたらあなたはどんな行動をしますか?

売り上げを伸ばしてください。

 

たくさん売って売り上げを伸ばせばいい、そんな安直に考えてはいけません。

 

ここで実践することは現状の顧客の客単価や顧客層を知ることです。

このように情報収集をしながら、イシューは何かを繰り返し問い続けましょう。

 

おそらくこれがイシューじゃないか?と見当がつき始めたら、仮説を立てていきます。

この時に少し強引にでも仮説を立てることで、さらに調査することが限定されていくのでより効率的に物事を進めることができます。

仮説が違ったらまた新しい仮説を立てるなど、繰り返し問い続けましょう。

このように作業を繰り返して的確なイシューを見つけていきます。

 

方法ばかり述べてもあれなので、具体例で解説します。

【経験談】過去最大の売り上げを達成

イシューを見つけ解決した結果、過去最大の売り上げを達成したときの話です。

 

僕は病院に勤めています。

実際に自部署の売り上げをさらに伸ばすための戦略を立ててほしいと上司から指示がありました。

リハビリテーションの顧客単価は病気によって決まっています。

脳の病気なら20分当たり2500点、骨折などの怪我なら20分当たり1850円とこんな感じです。(1点あたり10円です。)

 

そこでまずはイシューを見つけることにしました。

現場感覚で予想されたイシューは次の2つでした。

  • 脳の病気の人の入院数が少ない
  • 脳の病気の人が入院していてもリハビリの提供が少ない

 

この辺りの情報を収集したところ、両者ともに問題があることが分かりました。

もちろんこの辺りは上司もうすうす気づいていたみたいです。

ただ、僕たちが関与できるのは後者だったので、脳の病気の人のリハビリ提供が少ない要因をさらに分析しました。

 

当初は、マンパワーの問題、つまり人員配置を増やせば収入はあげればいいと上司は思っていたそうです。

しかし、経営上これ以上の人員配置はできないということでした。

そこで現状の人員配置で売り上げを伸ばす必要がありました、しかも仕事量を増やすことなく。

 

まずは情報収集を行いました。

すると2つのイシュー(=問題点)が分かりました。

  • 誰がどの患者のリハビリにどれくらいの量を提供できているかが見える化されていないということ
  • さらに優先順位をつけずにリハビリを提供していること

 

つまり、脳の病気の人のリハビリの提供が少ない要因はマンパワーが問題ではなかったのです。

そこで、どの患者にどれくらいの量を提供できるかを見える化する事、優先順位をつけるための仕組みを取り入れました。

 

その後の結果はというと、過去最大の売り上げとなり想像以上の成果となりました。

この成果を上層部にも認めていただき、昇進・昇給にもつながりました。




まとめ|的確なイシューを見つける力を身につける

というわけで、本記事は以上になります。

 

学校教育が充実している日本では「問題解決能力に長けた人」が量産されています。

そもそも1980年までは日本の問題は諸外国を参考にしてその差分を見つければ発見できていました。

 

なので、「問題解決能力に長けた人」には価値がありました。

 

しかし、実際に1980年代以降日本は先進国となり、諸外国との差がほとんどなくなったのです。

今まで湧き出るようにあった、とても簡単に見つけることができた問題が少なくなりました。

つまり、「問題解決能力に長けた人」の価値は右肩下がりとなっているのです。

今まで問題は探さなくてもあった分、問題を探す力つまりイシューを見つける力がある人の価値が高まっています。

 

ということで、これからの時代を生きるためには、イシューを見つける力こそ社会で活躍するため圧倒的な成果を出すためには必須スキルです。

イシューを見つける力を身につけるために大切なことは、「理想の未来を思い描くこと」です。

理想が思い描けなければ、そもそもイシューを見出すことはできません。

 

イシューを見つける力を身につけるためにも、まずは「理想の社会・理想の自分の未来・理想の働き方」などを思い描きましょう。




僕のブログでは【サラリーマンのお金の管理・貯金方法を発信中!!】と題して、お金の管理のこと、マネーリテラシーに関すること、働き方に関することや暮らしのことを発信しています。

気になる方は人気記事のリンクを張っていますのでよろしければそちらにも遊びに来てください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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