【なぜかお金が貯まらない】お金が出ていく5つの理由




どうも、サラリーマンブロガーの匠(@takuchan_PT)です。

気がついたら財布の中身が減っている。

なぜかお金が貯まらない。

実は僕もお金を貯めたいとは思っているのに、お金が全然たまらない状況に陥っていました。

ですが、今ではお小遣い1万5000円でも余裕で暮らしていますし、蓄財も確実にできています。

 

ということでこの記事では以下の2つの項目について解説していきます。

  • お金が出ていく理由
  • 無駄遣いを回避する方法

今日は行動経済学という学問を用いながら説明します。

行動経済学?なにそれ?という方もいるかと思います。

ですので、行動経済学について少し解説してから、本題に入ろうと思います。

 

この記事を読めば、なぜかお金が貯まらない、気がついたら財布の中身が減っている、そんな状況が少しでも回避できるようになるはずです。

ではどうぞ。




行動経済学について

『行動経済学』について簡単に解説します。

行動経済学は『個人がどうしてそんなふうに行動したのか?』を分析する学問です。

多くの人は自分の行動に何の疑いもなく、自分の意志でしかも合理的に行動していると思い込んでいます。

 

しかし、実際には不合理な行動をしています。

 

  • 例えば、痩せたいという意志があってもいつのまにかスイーツを口にしていたりします。
  • ウィンドウショッピングに行ったはずが、手荷物いっぱいで帰宅していたりもします。

 

このように自分で意志で決めていたものが、気がついたら何かの拍子に不合理な判断・意思決定をしていることに驚かされます。

 

ということで、ここからは実際の生活の中で私たちの行動をいつの間にか変容させてお金を使ってしまうそんな理由を5つ紹介していこうと思います。




お金が出て行く5つの理由❶『無料の罠』

ではいよいよ本題に入っていこうと思います。

まずは『無料の罠』についてです。

 

みなさんはこんな経験ありませんか?

  • あと500円払えば送料無料
  • スーツ2着目買えば3着目は無料
  • ピザ2つ目の注文すれば3枚目は無料

『無料の罠』とはまさにこのことで、『タダ』という条件を組み合わせることで、購買意欲を高めさせる手段のことです。

 

『きっといつかは使う必要なモノだからいいんじゃない?』

『安くなっているから買わないと損』

このような決断を繰り返していると、必要なモノをしかもお得にも勝ったにもかかわらず『なぜかお金がない』、そんな状況に陥ってしまいます。

 

いくらお得な買い物をしても手元にお金が残らないのであれば、企業の戦略にまんまとハマっているといっても過言ではありません。

 

最近買い物した中で、

  • 安くなっていたから、
  • まとめ買いだと安くなるから、

みたいな買い物をしているモノがあれば、それがまさに『無料の罠』です。

 

本当に欲しい物を本当に欲しい数だけ買うことができれば、『無料の罠』は回避できるので、買い物するときには本当に欲しい物をメモするなどして『無料の罠』に引っかからないようにしましょう。




お金が出て行く5つの理由❷『アンカリング効果』

お金が出て行ってしまう2つ目の理由は『アンカリング効果』です。

 

『アンカリング効果』とは『基準が決まる』ということです。

例えば、手取り収入が少ないあなたが決死の想いで貯金をして10万円の貯金ができました。

そして、その10万円を予算にノートパソコンを買おうと電気屋さんに来ています。

(このときのあなたの基準値は10万円です。)

ですが、実際に行ってみるとその電気屋さんのノートパソコンの相場は15万円程度…

予算から5万円オーバーしています。

 

さぁここからが本題です。

あなたはここでどんな行動をとりますか?

  • 予算は10万円だから今回は諦める
  • 仕方ないから分割払いにして15万円前後の商品を購入する

 

おそらく電気屋さんに足を運んだ人の中には後者の選択肢を取る人がいるのではないでしょうか?

ノートパソコンを買うという目的に焦点化するあまり、自分の基準10万円から電気屋さんの基準15万円にいつの間にかすり替わっていたりします。

 

このように目の前の情報を鵜呑みにしているといつの間にか基準がどんどん吊り上げられていきます。

その結果、予定外の支出がどんどん増えていきます。

この場合だったら、5万円の支出に加えて分割払いの手数料まで上乗せされるでしょう。

 

ちなみに今回のケースの最適な行動は、一旦ノートパソコンの相場を調べなおすということです。

その電気屋さんのノートパソコンの基準価格は15万円だったかもしれませんが、別の電気屋さんやネットとかでは10万円前後の商品があるかもしれません。

 

なので、ちゃんと本当に欲しい物を買う時には自分がいくらまで支払えるかを具体的に決め、そして情報源を一つに絞らず、色んな情報に触れてから決定することが大切です。

そうすることで、自分の予算からはみ出さない損をしない買い物ができるようになるでしょう。




お金が出て行く5つの理由❸『現在バイアス』

お金が出て行ってしまう3つ目の理由は『現在バイアス』です。

 

あなたもこんな経験はありませんか?

  • 『今日』は散在してもOK
  • ダイエットは『明日』から
  • 『明日』から節約しよう

『現在バイアス』とは『今を重要視してしまう』ということです。

 

今が楽しければいい、明日から節約すればいい、確かにそれでもいいかもしれません。

ですが、この思考が癖になるといつまでたっても行動に移すことができません。

『思い立ったら吉日』という言葉があるように、物事を始めるなら思い立ったその時その瞬間に始めるにこしたことはありません。

 

というのも、人間は嫌なことや辛い事大変なことは後回しにする癖があるからです。

後回しにすればするほど、結果的に自分の首を絞めかねません。

夏休みの宿題とかもいい例です。

明日やろう、明日やろうと思っていたら気がつけばあと1週間で夏休みが終わり。

『現在バイアス』に囚われがちな人はこんな経験がきっとあるはずです。

 

明日から始める倹約は、今日の1円を無駄にしかねません。

倹約を始めるなら、今この瞬間からできることを始めてみてください。

おススメの第一歩は家計の見直しです。

見直し方はこの記事にもまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。

▶固定費を下げるメリット【人生の選択肢を増やせます】




お金が出て行く5つの理由❹『感応度逓減性』

お金が出て行ってしまう4つ目の理由は『感応度逓減性』です。

 

みなさんにとって『50万円』は大金ですか?

多くの人は50万円が財布に入っていれば、大金を持ち歩いていると思うのではないでしょうか。

でもこの50万円が大金に感じなくなる時があるんですよね。

 

例えば、3000万円で家を購入する時。

100万円追加で床暖房を装備できますよ。

せっかくのマイホームですから、満足のいくものにしましょう。

今、成約してくれた半額の50万円にしますよ。

 

元々は3000万円のマイホームで、床暖房装備で+100万円、割引で-50万円。

合計3050万円。

『+50万円くらいならまぁいっか。』

おそらくこんなふうに思う人は少なくないでしょう。

 

ただ、冷静に考えると50万円って大金ですよね。

50万円を貯めようと思ったら結構な労力がいることはわかりますよね。

 

3000万円を基準にしてしまうと追加の50万円の価値が小さく見えてしまいます。

もちろん、50万円の価値が変わるわけはありません。

こんなふうに基準になる金額の大きさで、同じ金額の価値が変わってしまうことを『感応度逓減性』と言います。

 

この『感応度逓減性』はいろんなところで使われています。

  • 結婚式のオプション
  • 車のオプション

などです。

 

『ついでにこれもどうですか?』という店員さんの甘いささやきには気を付けましょう。

どんなときでも、目の前のお金の価値は変わらないことを肝に銘じておきましょう。

1円を笑う者は1円に泣くっていう言葉があるように、どんな少額のお金でも軽視してはいけません。




お金が出て行く5つの理由❺『選択の自由』

お金が出て行ってしまう5つ目の理由は『選択の自由』です。

 

多くの選択肢があることはいいことのように見えて、意外とそうではありません。

例えば、メニューが1種類しかない飲食店であれば『入るか入らない』の選択しかしません。

しかし、メニューがたくさんあるお店であれば『どれを食べようかな』という選択になります。

こんなふうに、複数以上の商品やサービスを用意して消費者が自由に選択できる状態を『選択の自由』といいます。

 

  • 他の事例で言えば、毎年秋ごろに発表されるiPhoneも必ず数種類用意されています。
  • スマホの料金プランも3~4段階の金額設定のサービスが提供されています。

いくつか種類を提示しておくことで、『買うか買わない』から『買うことを前提とした商品選び』へ消費者を誘導することができます。

 

この『選択の自由』にひっかからないためには、他と比べるのではなく本当に自分が欲しいものは何かを先に決めておけばOKです。

たくさんの選択肢があるから必ずしもいいわけではありません。

自分に必要な物だけを選択できるようになりましょう。




まとめ|お金が出て行く5つの理由

ということで、本記事は以上になります。

最後にお金が出て行ってしまう5つの理由をまとめておきます。

 

お金が出て行ってしまう5つの理由

❶無料の罠

❷アンカリング

❸現在バイアス

❹感応度逓減性

❺選択の自由

 

いつの間にかお金が出て行ってしまい、手元にお金が残らない人は無意識のうちに高い支払いをさせられている可能性があります。

こういった知識を身につけておくとお金を稼ぐことにもお金を守ることにも役立ちます。

 

しっかりと勉強して少しでもいい暮らしができるようになりましょう。

この記事があなたの役に立てば幸いです。

では。

 


僕のブログでは【サラリーマンのお金の管理・貯金方法を発信中!!】と題して、お金の管理のこと、マネーリテラシーに関すること、働き方に関することや暮らしのことを発信しています。

気になる方は人気記事のリンクを張っていますのでよろしければそちらにも遊びに来てください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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